ふたりの感謝を一冊の本に託して…

「ふたりのけっこん。AtoZ」をテーマに

二人の結婚式のテーマは「ふたりのけっこん。AtoZ」。

二人が出会ってから今日を迎えるまで約9年。お二人がこれだけ長い時間、一緒に過ごしてこれたのは、その間に出会ったたくさんの方々からの支援の数々がお二人の関係性をもっと強くされたのだと二人はおっしゃいます。

数々の対面カウンセリングと、メールによるこれまでの振り返り作業を通し、結婚式ではそんなお世話になった方々へ、これから始まるもっともっと長い夫婦生活を支えてもらえるように、「ありがとう」と「ずっとよろしくね」の気持ちを伝えることこそが この結婚式の目的だと 確信しました。

そこで今回のテーマ、二人の歴史本「ふたりのけっこん。AtoZ」を出版しましょう!とご提案。
この本には二人が「結婚」にかける想いすべてが丁寧に盛り込まれています。

出版の背景に迫りながら、いままで出会った人へ「うれしい」「感動」「ありがとう」「ごめんね」「楽しい」「出会えてよかった」・・・などの想いを 数々のシーンで ゲスト全員に等身大で伝えていきます。

「この結婚式に出席してよかった。今日二人と同じ想いを共有したことで、自分にとっての 幸せについても考えることができた」なんておっしゃっていただけるような、あたたかくて、じんわり 感動が伝わる 尊い時間を目指したかったのです。

式が無事お開きになり、ゲストが二人にかけた言葉。

「ふたりの気持ち、ちゃんと伝わったよ」

「ふたりらしくてよかった」

「正直、今まで出席した結婚式の中で一番良かった」

二人の想いを伝えるために結婚式があり、その想いを二人でかみしめ、そこに向かって二人で協力して準備していく過程があるから二人が夫婦として成長する。

そんなことを改めて感じたプランニングとなりました。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

二人が出会ったのは、二人の地元「函館」。
二人のルーツである函館でこの結婚式を行うことに、初めから迷いはありませんでした。

出席者のほとんどが 函館ではないところから参列することになっていたため、ゲストのみなさんには何か「共通でわかる」明確なテーマが必要でした。
そのテーマで会場全体に一体感を生み出し、忘れられない1日を創ろうと思ったのです。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

テーマは「ふたりのけっこん。AtoZ」。『AtoZ』とは『すべて』という意味です。

お二人の思い出いっぱいの9年間「すべて」を丁寧に振り返った「二人の歴史本を出版する」というわかりやすいテーマでゲストのみなさんへ二人の想いを届けます。

本の帯も、本物の本らしく、お二人の友人にコピーライティングをお願いし、二人の本は無事、いろいろな人の力を借りて、今日出版されます。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

この本のタイトルが「ふたりのけっこん。AtoZ」になったのには理由がありました。
二人が大好きな作家「奈良美智」さんの運営するカフェが「AtoZ」カフェだからです。

大好きなカフェのネーミングからお知恵を拝借することで、二人も笑顔に。ウエルカムスペースはその「AtoZ本」にちなんだ背景が分かるように奈良美智さんグッズを飾りました。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

来てくださったゲストには、ウエルカムパーティー中に、号外新聞が配られます。
「なぜ今日の結婚式がこのテーマになったのか?」が、しっかり伝わるようにすることでゲストの納得感が違います。
新聞には、ちゃんと 新刊「ふたりのけっこん。AtoZ」の本の広告もついているという凝りっぷり。ゲストの皆さんも思わず、見入ってしまいます。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

挙式スタイルは「人前式」。
式の中では「両親から問いかけ」を送っていただきました。

この問いかけとは二人が誓いの言葉を述べる前にご両親からサプライズでお二人にどんな夫婦になってほしいかというメッセージを送るものです。

自分達を産み、育ててくれた両親からの問いかけに対して「誓う」という行為は、二人の心に大切なものを刻んでくれると信じ、事前にご両親と連絡をとりあい、二人には内容を秘密にしたままでこの「問いかけ」のシーンづくりを進めました。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

お二人のテーマカラーである「紺」のボードに刻まれた「両親からの問いかけのボード」と、「お二人の誓いの言葉のボード」を交換していただきます。

この結婚式を思い出すたびに、お二人と、ご両親それぞれが、何か心の支えになるようなものを用意したかったのです。握手を交わすことは予定になかったのですが、思わず手を差し伸べたお父様。親から子への愛情を感じます。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

「なんだか胸が高まって、我慢できなかったんだよなぁ」と話す、お父様。
娘に問いかけをし、ボードを交換するという大役を務めたあと、思わずこみあげてきた涙で胸がいっぱいに。

二人が最初のカウンセリングでおっしゃっていました。「この結婚式を儀式的ではなく、ふたりの9年分を象徴するかのような想いのあふれる時間にしたい」と。二人の願いがかなった瞬間でした。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

「人前式っていいね」「両親からの問いかけの言葉と2人の誓いの言葉が良かった」「素敵な人前式で、良い家族・良い仲間だなぁと感じた」・・・そんな言葉をゲストのみなさんからかけてもらったとお二人はおっしゃいます。

挙式中、会場からはすすり泣きの声が・・・。後に誓いの言葉と問いかけのボードはロビーに飾られ、ゲストのみなさんはじっくりご覧になられていました。

「ふたりを応援したい!」という気持ちがこの挙式でさらに湧きあがる様子がゲスト全員から伝わってきました。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

晴れて夫婦の誓いをたてられたお二人は、なんと挙式後「出版握手会」に登場します。
せっかく著者は、おふたりなので、「ふたりが配る」ということにこだわりました。

一人一人へ「ありがとう!」という気持ちを伝えながら「ふたりのけっこん。AtoZ」をお渡しする瞬間はとても和やか。
あまりに完成度の高い本を見たゲストからは「すごい!!」と感嘆の声があがっていました。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

本を手にしたゲストがパーティー会場に行くと、一人一人のお席に、Thankyouと書かれた「双葉」が。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

「未来」へのスタートを象徴する「双葉」。 未来を願う気持ち、未来につながる行動が生まれるよう、想いを込めて。

どんな大きな木にだってなれる、それはお父様お母様のような仲のよい、強い絆で結ばれた夫婦になるための二人の決意が込められたメッセージでもあります。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

テーブルフォトサービスの時は、お二人の未来へ願いをこめて、ゲストの皆さんにこの「双葉」を持って参加していただきました。

そしてこの双葉を、ゲストと二人の間で共有し、大きな木にする作業を ゲストのみなさんにご体感いただきました。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

そして「双葉」から完成した大きな木!ゲスト一人一人が「ふたりのけっこん。AtoZ」本を持って、二人が大きな木を手にしたこの瞬間は一生のタカラモノです。

これからどんな大きなふたりらしい木が育つのだろう?未来へのメッセージが詰まっている1枚です。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

「ふたりのけっこん。AtoZ」という明確なテーマを設定したのはもう1つ裏の願いもあります。

スタッフさん同士が合言葉のようにこのテーマに愛着を持ってもらえたら・・・二人の結婚式はもっと想い出深いものになる。”ケッコンシキ”の脚本家 荒井さやかのプランニングの先には この結婚式の完成度を高める仕掛けも込められています。

ふたりの感謝を一冊の本に託して…

エンドロールの最後に使ったカット。この写真ともに、ゲストには本当のメッセージを伝えました。

『ふたりのけっこん。AtoZ』
楽しんでいただけましたか?

『AtoZ』とは『すべて』という意味です。
私たちの思い出いっぱいの9年間「すべて」を丁寧に振り返ることで
これまでお世話になった方々へこんなメッセージを込めました。

「A」 = ありがとう

to = と

「Z」 = ずっとよろしくね

最後に真実を知って一気に二人の想いに引き込まれ、改めてもう一度この本を読み返したくなる。そうすると、このふたりの歴史本「ふたりのけっこん。AtoZ」はまた全く違う世界を見せてくれる。このAtoZの本当のメッセージが明らかになった瞬間、ゲストの心にじんわり温かい気持ちが広がったのを、二人は実感されたようでした。

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