コロナ禍でふたりが決断したのは ヘリコプターでの結婚式

思い出の横浜の街を見ながら永遠の誓い

この記事の内容は佐藤 陽子さんが行った実例です。この記事と同じようなウエディング・イベントを開催したい場合は佐藤 陽子さんにお問い合わせしてみてください。

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コロナ禍でふたりが決断したのは ヘリコプターでの結婚式

思い出の横浜の街を見ながら永遠の誓い

1都3県では緊急事態宣言中で自粛期間が続いていた時のこと。
仕事でご一緒している彼女より「実は、結婚することになりました」と嬉しい報告をいただきました。
コロナ禍でカップルより結婚式の延期・中止の相談を多くいただいていた中でしたので、すぐによぎったことは、“結婚式どうするのだろう・・” と。
彼女にはとてもお世話になっていたので、結婚式について何か困ったことがあったら何でも言ってねと、すぐにお伝えしました。「結婚式」というワードがやっぱり引っかかったようで、本当であれば嬉しいことなのに、ほんの少し困った表情に。
「やっぱり悩んでいる?」と聞いたら「実は、悩んでいます」と。
両家の顔合わせを同月に行い、ご両親からも結婚式どうするのと急かされて、でも「いつ」「どこで」「どういう」結婚式をしたら良いのか分からないと、心に秘めていた想いを話してくれ、それだったら、いつでも相談にのりますとお伝えしたところ、「ぜひ、よろしくお願いします」と、曇っていた表情が少し明るくなったように感じました。

ふたりだけの結婚式 ”ふたりしき” を選択

ふたりとの結婚式の相談日程はすぐに決まり、まずは、ふたりの「やりたいこと」、「やりたくないこと」など、ざっくばらんに話してもらいました。結婚が決まってから、ふたりの間で結婚式の話をすると険悪なムードになっていたと話してくれました。
彼女は、彼からは好きなようにやって良いとは言われたけど、耳を傾けてくれないので、結婚式の準備が面倒になっているとのこと。
一方、彼は目立つことがあまり好きではないので、できることなら人前で挨拶などはしたくなく、結婚式は大勢の前で何かをやらされるという印象があり、結婚式に消極的になっているとのこと。やりたいこともないから、ふたりだけだと全く話が進まなかったと話してくれました。

【ふたりのやりたいこと】

  • 両家の親御様が結婚式をきちんとしてほしいと思っているので、結婚式はしたい
  • ウエディングドレスに憧れがある
  • ハネムーンに行きたい

【やりたくないこと】

  • 大勢の前で挨拶するのはしたくない
  • 無駄にお金を使いたくない
  • コロナ禍なので、ゲストを招待することは避けたい

ふたりのやりたいこと、やりたくないことを聞いた上で提案したのが、「ふたりだけのヘリコプターでの結婚式」
今までにないスタイルでしたが、ヘリコプターの中で“ふたりしき”をして、しっかりとけじめをつけて新生活を送ってほしい願いを込めてです。参列された方に対して誓う、“人前式”ではなく、ふたりしきという「お互いに誓い合うスタイル」が、今のふたりにとって大切だと感じました。

※ふたりしき・・神前式、キリスト教式、人前式、仏前式につづき、第5の結婚式スタイルとして、オフィース・マリアージュが提案

ヘリコプターでの“ふたりしき”の良い点

  • コロナ禍でも安心して結婚式ができる
  • 人前で話すことが嫌いな彼でも、周りを気にせずに気持ちを伝えられる
  • 思い出の横浜を見ながら、ヘリコプターの中で”ふたりしき”を行いしっかりとけじめをつけることができる
  • ドレスを着てフォトウエディングもできる
  • ハネムーンにはまだいけないが、ヘリコプターに乗るというはじめての経験をふたりでできる

乗り気ではなかった彼でしたが、ヘリコプターに乗れるということにテンションがアップ!式をすることでお互いにけじめをつけられて、尚且つ、ウエディングドレスで写真もとれる。希望が叶い、すぐに結婚準備がスタートしていきました。

衣裳選びにも同行して、ヘリコプターでの結婚式に合うドレスのアドバイス。
選んだウエディングドレスは新郎には当日までサプライズにすることに。

あまり乗り気ではなかった彼ですが、タキシードの試着で好きな色のカーキを着たら、テンションアップ。男性も好きな衣裳を着ることって大切です。
結婚準備が始まってからは、ご自宅でのふたりの会話は結婚式の話を多くするようになったそうです。

結婚式当日のブライズルームは、キャンピングカー。アウトドア好きのふたりに、お仕度の時もゆっくりと過ごしてほしい気持ちを込めて用意。ヘリポートの近くに停めて、贅沢なお仕度部屋が完成です。こんな経験はじめてと、新婦もにこやかにお仕度開始。

キャンピングカーの中でヘアメイク。お気に入りのタッセルのイヤリングをつけて。新婦のウエディングドレスは、新郎には内緒です。
彼は喜んでくれるかなと、お仕度中も笑みがこぼれる新婦。

新郎とはヘリコプターの中での“ふたりしき”のリハーサル。ヘリコプターの中は、ふたりの他パイロットとカメラマンのみ。ふたりしきの進行は、新郎自ら行います。ヘリコプターに持って行くのは、“アニュアルレター”と結婚指輪。

※アニュアルレターとは50年間の夫婦の想い出記録本。ふたりの結婚記念日ごとに、その年の「誓い」「お互いへの想い」など書き綴ります。

緊張もMAXの新郎です。ふたりの支度もでき、ファースト・ミート。新郎から新婦にブーケを贈りました。
新婦のウエディングドレス姿を見た新郎は、とっても嬉しそうな表情をしていました。

いよいよヘリコプターにご案内。緊張も和らいで、ふたりとも笑顔に。

ヘリコプターに乗り込んだら、一気に上空へ。
飛行機よりも低空飛行なので、見下ろすと街並みがよく見えます。ふたりの思い出の横浜が近づいたところで、パイロットより「おふたりの記念の場所に到着しました。おふたりのお式をはじめてください。」と合図が入りました。

アニュアルレターをとり、はじめに、新郎から新婦への誓いの言葉。続いて、新婦から新郎へ。 ヘッドフォンを通して聞こえてくるお互いの声。ふたりだけなので格好つける言葉でなく、素直な言葉で伝えていただきました。

お互いの気持ちを伝えあった後は、指輪の交換です。
誓いの言葉をしっかりと指輪に込めて贈っていただきました。
入籍後から結婚指輪をつけていましたが、新たな気持ちで贈ります。
新郎から新婦へ。そして、新婦から新郎へ。

20分のヘリコプターでの結婚式&遊覧を楽しんだ後は、ふたりにサプライズでシャンパンを用意。キャンピングカーの中で、乾杯!

パイロットからは、「ふたりの結婚式に立ち会えて感動しました」と。
オリジナルのフライトログに署名をもらって、ふたりの記念にしていただきました。結婚記念日には、横浜の夜景での遊覧をお楽しみください。

お二人からのメッセージ

入籍日は決まっていましたが、結婚式の話になるとあまり乗り気ではない彼でした。あの当時は、本当に結婚式をどうしたら良いのか分からなく、コロナ禍のため、高齢の祖母を招待することにも気が引けて。悩んでいるときに相談できたのが佐藤さんでした。

結婚式当日、ヘリコプターで上空に上がったとたんに、目の前に広がる横浜の景色にとても感動しました。しばらくヘリコプターの遊覧を楽しんだあと、誓いのセレモニーが始まりました。この時までお互いに誓う言葉は内緒にしていました。彼は、私と出会ったときから、プロポーズをしてくれた時までの気持ちをきちんと伝えてくれました。そして、これからのふたりの人生に対しての誓いの言葉も言ってくれたので、嬉しくて思わず涙がこぼれてしまいました。

私たちにとって、一生忘れられない特別な日となりました。

ヘリコプターでの結婚式を行ったあと、しばらくして新しい命が宿っていることが分かりました。子供が大きくなったら、「あの大空でパパとママが結婚式をしたんだよ」と教えてあげたいなと。 空を見上げるたびに、この日のことを思い出しながら、3人で過ごしていけたらと思っています。

私たちの結婚式を朝の情報番組にも取り上げていただきました。一生の思い出になりました。本当にありがとうございました。

ふたりが利用した新しいウエディング「ソラマリ」とは?

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