自分たちの新居で結婚式をしたい!
〜二人の出発点となる自宅で叶えた祝言式〜
自分たちの新居で結婚式をしたい!
〜二人の出発点となる自宅で叶えた祝言式〜
初めてご連絡いただいたのは、新郎さま。
「二人のご自宅で祝言を挙げたいので見に来てもらえないか?」というご依頼です。
新規就農をするにあたって移住を決めた九十九里の土地、出発点となる自分たちの家で大事な人に来てもらって挙げる結婚式をやりたいというご要望でした。
また新婦のおじいちゃまとおばあちゃまにも花嫁姿を見せてあげたいという気持ちもありました。
それから月に1〜2回のペースで打ち合わせ。寒い日にはコタツでの打ち合わせをすることもありました。
話し合って行くうちに、二人が住む地域の事をゲストに知ってもらうためにも地域の方々にも参加してもらおうということに。地域のケータリング会社と一緒に、九十九里や房総らしさを詰め込んだお弁当でゲストをおもてなしすることに。
二人が育てた有機野菜はお弁当のほかに、ゲストへのギフトとしても贈ることにしました。
地域の旅館からは座椅子やお膳などをレンタルさせてもらうことが出来ました。
また、九十九里にまた来て欲しいとオーダーしたゲストのお名前入りビーチサンダルをギフトにしました。
お仕事が忙しい合間をぬって、コツコツと準備を進めたお二人。
そんな中、式の10日前に新婦のおじいちゃまが手術をすることになり、式までに退院は間に合わない…、しかし「自宅での結婚式」ということで病院から特別に外出許可が下り、おじいちゃまも祝言に参列していただけることになりました。
当日の祝言では、三三九度で盃を交わし、ご両家が用意されたお酒で水合わせの儀。祝言に初めて参加するゲストからは「こういった昔ながらの結婚式っていいね」という声も。
祝宴の結びの謝辞では新郎から、四季を通して農業という仕事について感じた厳しい現状、そしてこれまでの思いやこれからの思いをしっかりご自身の事で伝えていらっしゃいました。
農業は「いのち」を育てる仕事です。二人と出会って改めて考えたことでした。
これからもお二人の応援団でいさせてください。
(ウエディングプランナー 長谷川円香)
お二人の農業のお仕事用の軽トラックに二人の野菜をデコレーションしてウエルカムトラックとしました。ゲストからも大好評でした。
ご自宅で花嫁になっていく瞬間、凛とした空気が流れていました。
甥っ子くんがリハーサル中に会いにきてくれました。
夫婦固めの盃。三三九度では小さい盃(過去)から中くらいの盃(現在)大きい盃(未来)とそれぞれの意味を考えながら交わしていただきました。
誓いのことば。当日会場内のご案内やドリンクメニューなどすべて新郎の手書きです。
親族固めの盃
祝言も整いました。祝言場所をゲストが記念撮影タイムに宴の準備です。
お二人からのウエルカムスピーチで宴のスタートです。
九十九里・外房が詰まった松花堂弁当。お品書はお祝い御膳なので九品「先付け・前菜・お造り・焼き物・煮物・揚げ物・椀物・食事・水菓子」で構成しました。
お二人のお野菜や地域の食材(九十九里産の地蛤・イワシ、いすみ産のいすみ豚やタコ・タケノコ)など、千葉県がギュっと詰まったお祝い御膳です。
お色直しは振袖を花嫁仕様に。振袖はお姉様も新婦も成人式の時に着た振袖です。
おばあちゃまとお母さまがとても喜んでくださったそうです。
お二人のお仕事風景をゲストにご覧いただきました。新郎新婦と新郎お母様も撮影に協力して作成した映像です。
新婦弟さんからのサプライズビデオメッセージに一番驚いていらした新郎。「姉のことをどうかよろしくお願いします」のメッセージに感涙。
グループごとに記念撮影タイム。こちらはチーム親族の皆さまでのお写真。
謝辞で伝えたかったのは「これまでの感謝とこれからの未来のこと」。新郎が人生で初めて女性に贈ったブーケは、お二人で作ったお野菜のブーケです。
「九十九里へまた遊びにきてください」の想いを込めたゲストの名前入りビーチサンダル。デザインもカラーもすべてオリジナルです。皆さんでビーチサンダルを持って集合写真です。
お開き後、和装を脱いで海でロケーション撮影へと。お二人は農業の仕事の他にも保護犬活動・ドックトレーナーとしても幅広く活動されていらっしゃるのです。
WPAチーム:柳田 佳寿美氏、元花 千佳氏
空間装飾:ウェディングファクトリー 内野 美佐氏
ケータリング:OTTO
フォトグラファー:Human works 木村 大介氏
着付・ヘアメイクチーム:着付屋ななさん
松屋旅館、橋本文江着物道場、酒巻農園
おふたりからのメッセージ
長谷川さんへ
祝言を終えた翌日を迎えております。
なんだか本当にあっという間すぎて、今ようやく実感がわいてきている、そんな感じです。
まずは何とお礼を申し上げたら良いのか・・・、お伝えしたい気持ちが多すぎて困ってしまいます。
何よりも長谷川さんとのご縁をいただけたことに感謝しております。
正直なところ、結婚式って準備が・・・、と乗り気でなかった私でしたが、打ち合わせを重ねていき、出来上がっていけばいくほど、どんどんと楽しみに、そしてわくわくしている私がいました。気が付くと、打ち合わせを待ち遠しく、出来上がっていくことに喜びを感じていました。
その陰で、長谷川さんが多くの時間と労力を費やしてくださっていること、その思いを裏切ることは絶対できない!当日は全力で楽しむ!ゲストの皆様を楽しませるぞ!と心に決めておりました。
迎えた当日、自然と笑顔があふれ、今までに感じたことのない幸せと温かさに包まれました。
出来上がったあの空間、空気、長谷川さんやスタッフの皆様の温かさと愛を感じ、足を踏み入れた瞬間から感激でした。
祝言って本当にあの場にいる全員で作り上げていくものなのですね。貴重な経験ができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
新婦 S
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