未来を繋ぐ!いすみ鉄道ウェディング列車
地元を愛する人たちで創り上げたふるさと結婚式
未来を繋ぐ!いすみ鉄道ウェディング列車
地元を愛する人たちで創り上げたふるさと結婚式
千葉県外房エリアを走る人気のローカル線「いすみ鉄道」を舞台にした
オリジナル結婚式のレポートです。
この「いすみ鉄道ウェディング」は、いすみ鉄道といすみ市で活動するウェディングファクトリー内野美佐さんの共同企画で、結婚式で地域を活性化しようというプロジェクト。
今回、いすみ市の会社で働く新郎と、いすみ鉄道のアテンダントとして働く新婦の結婚式を執り行うことになり、いすみ鉄道のレストラン列車を披露宴会場にする結婚式が実現することになりました。
結婚式のプランニングはフリーウェディングプランナーの長谷川円香さん担当。
挙式場所は、いすみ鉄道「大多喜駅」ホームで行うことに。
このホームからは二本のレールが一本になっていく景色が見えるので、二つの家族が一つになって未来へ向かって行く象徴的な場所として決めました。
また、レストラン列車は昭和の「国鉄形気動車キハ28」というレトロな車両でしたので、懐かしい紙の切符をゲストに配布し、普段アテンダントをしている新婦がハサミを入れてゲストの席をまわる演出などを行い、鉄道の旅を満喫していただくウェディングをプランニングしました。
当日はお天気にも恵まれ、大多喜駅ホームでの人前結婚式では新婦の職場でもある、いすみ鉄道の社長からの「婚姻届受理証明書」賞状を授与。
ゲスト前でオリジナルのヘッドマークやサボ(電車の行き先などを示すプレートのこと)を付けて、新郎新婦とゲストを乗せたレストラン列車が出発!
地元の豊富な食材を使った振る舞われたコース料理は、イタリアンレストランのシェフにお二人のためにご用意いただいたオリジナルメニュー。
途中の駅では地元の応援団の方々が集まってくれて、新郎新婦を祝福してくれました。
ゲストの皆さまからは、「こんなにワクワクする結婚式はじめて!」「いすみ鉄道が特別な場所になったよ」と声をいただくことができました。
1車両を貸し切ってのウェディング列車は、最終駅に到着する時には祝福の拍手につつまれて「新郎新婦×ゲスト×地域」の方々の想いがひとつになるとこんなにも大きなパワーになるんだ!と感じずにはいられない結婚式でした。
地元を応援する人たちが結集して結婚式の舞台作り!
いすみ鉄道ウェディングの出発地となる「大多喜駅」。
大多喜駅ホームの先頭から見える風景。二本のレールが一本になっていく風景が二人の人生が1つになっていく結婚とリンクした場所です。
プランナー長谷川、プロデューサー内野を中心に大多喜駅でスタッフミーティング。
新郎新婦とゲストをお迎えする準備がはじまります!
駅のホームでフォトシューティング!
一日のはじまりは、写真撮影からです。実はドレスを着る予定はなかった新婦様。ある日突然大きな包みが届き、開けるとウェディングドレスが入っていました。新郎様からのサプライズだったのです。
駅のホームからの景観を活かすデコレーションをしました。
大多喜駅ホームに飾った「WELCOME」アイテム。鉄道ウェディングらしく、オリジナルのサボ、ヘッドマークも制作しました。
プロデューサー内野とプランナー長谷川から、ゲストの皆さまにいすみ鉄道ウェディングについてご説明。
いよいよ挙式が始まります!
ゲストの皆さまが待つ大多喜駅ホームへ入場準備中の新婦。
二つの線路が一つに繋がるホームからの景色をバックに、いよいよ人前結婚式がスタートします!
いすみ鉄道社長から、婚姻届受理書の授与式が行われました。
挙式の後は全員で記念撮影!!
挙式後、電車が大好きな息子さんがヘッドマークとサボを装着!
レストラン列車に乗車の際に、貸切車両ではない一般のお客様にも新婦から幸せのおすそわけ(御宿のエビせんべい)をお配りしました。
新郎新婦とゲストを乗せていすみ鉄道レストラン列車が出発!
電車の中はワクワクするデコレーションです。いすみ鉄道は別名「菜の花列車」としても有名なこともあり、イエローをベースとしたコーディネートでレストラン列車内を飾りました。
いよいよ未来をつなぐいすみ号の出発です!
地産の幸を使った季節のコース料理でおもてなし!
レストラン列車でのゲストへのおもてなしは列車から眺める景色と地元の豊富な食材をふんだんに使ってつくられたイタリアンのフルコース料理。電車が揺れても大丈夫な工夫がされています。
子供たちも美味しい料理に大満足!
なかなか予約のとれないイタリアンクルーズスタッフによる笑顔でのおもてなし。
いすみ市の名物、地元でとれたての伊勢エビ!ハートの形になっているの分かりますか?
席札はクッキーと指定席券!車掌の新婦さまによる硬券のハサミ入れもしました。
いすみ鉄道レストラン列車のシェフからメニューを説明していただきました。
地元の皆さんから祝福していただきました!
停車駅では、地元の応援団の皆さんもお祝いに駆けつけてくれて、サプライズで「おめでとう!」の声援をいただきました!
折り返し駅の大原駅では、いすみ市のマスコットキャラクター「いすみん」がお出迎えしてくれました。子供たちも大喜び!
お世話になっている駅構内の皆さんとも記念撮影。
列車の旅は折り返しへ。
新婦からお母さまとゲストへお手紙を読み、新郎へもサプライズのお手紙を!
終点の大多喜駅で下車して、ゲスト全員で記念撮影!「こんなに楽しい結婚式は初めて!」といったお声をたくさんいただくことができた結婚式でした。
取材協力:株式会社いすみ鉄道
フォト:いすみ鉄道応援団 渡辺様・小林写真館様
プロデュース・空間デザイン:ウェディングファクトリー 内野美佐
ヘアメイク:六本木美容室 山岡妙子
スタイリングサポート:そうますずよ
プランナー:長谷川円香
おふたりからのメッセージ
新婦の息子の大好きな「いすみ鉄道」で結婚式を挙げたい!という希望からこの結婚式はスタートしました。
鉄道ウェディングという事で、ヘッドマークやサボ、枕木オーナーなど記念に残るものを制作したり、社長からサインしていただき結婚証明書などを披露したり普通では出来ない事を提案して頂きました。また新婦が車掌だった為、今は懐かしい硬券を乗車券として使いハサミを入れるなどの提案をしていただきました。
また挙式はホームで行い、地域の方々やいすみ鉄道の方々に祝福していただけるなど地域の方々とも関わる提案をしていただけました。
挙式ではヘッドマークを列車に取り付けるイベントやゲストの席札がわりに席札クッキーを作りプチギフトとして配りました。
また料理はレストラン列車のシェフにお願いし、伊勢海老など地元の豊富な食材を取り入れて頂きました。
招待状は長谷川さんのアドバイスで、息子が1枚1枚丁寧に手作りし、ゲストの方々から大好評でした。
写真はいすみ鉄道を長年撮られている方にご協力いただきました。
初めてのレストラン列車を貸し切っての「いすみ鉄道ウェディング」でしたが、いすみ鉄道の社長をはじめ、職場の運転士さんも気を使って頂き、地域の応援団の方や同じ列車に乗車したお客様、地元のキャラクターなど、たくさんの方々に祝福していただき、普通の結婚式では味わえない素敵なウェディングとなりました。
初めてのレストラン列車を体験したゲストからは、「予約がなかなか取れないレストラン列車の食事が出来きて良かった!」「改めて地元の良さを知るきっかけになった!」と嬉しいお言葉をいただきました。
プランナーの長谷川さんには、わざわざ衣装合わせに自宅まで足を運んでいただき、打ち合わせも私達の話をじっくり聞いてくださり、段取りを迅速に行っていただきました。
いすみ鉄道の良さを理解し真剣に取り組んでくださったことに感謝いたします。
当日も緊張している私達に笑顔で優しく迎えてくれて、ゲストの方々にも一人ひとりお声をかけてくれたことで、本当にアットホームな式になりました。
私達にとっていすみ鉄道が特別な存在になりました。
本当にありがとうございました!
S & E
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