神縁に導かれた日
おふたりの縁がつなぐ あたたかい和の結婚式
はじめてお会いした時、子供のころのお話、育った環境、
雰囲気からなんとも不思議なご縁を感じたおふたり。
和歌山出身の新郎と、福岡出身の新婦。
関西でゆかりのある地は大阪と京都と神戸でした。
色々神社に参拝にいったけれど、『なんだか僕たち、私たちとは違う感じがして…』とおっしゃるおふたり。そのなんだか違う感じもよく分かる。
おふたりとのご縁は、風神龍田大社の神様へと繋がり、当日までの準備期間に幾度となく参拝されたおふたり。新郎は本殿の清掃奉仕もされました。
前日までに氏神さまへのお参り。おふたりの心は常にまっすぐで清らか。
当日は参列される方全員が参拝してからお控室へ。
おふたりの心意気を全員が共有する。
ほんの少しのことかもしれない。
真摯に向き合ったからこそ生まれるあの日、あの瞬間の時空間はまぎれもなくおふたりが創り上げたもの。「龍雨」の祝福がおふたりの想いが届いた証です。
これまでのプランナー人生の中で、溢れる涙を抑えきれなかったのは初めてです。
おめでとうございます。おふたりの大切なはじまりの日=結婚式をお手伝いできたことは、私にとっての宝物。
おふたりが大好きです!
静寂に包まれた中に、雨の音、風の音、鳥の鳴く声が響く。
花嫁姿を初めてご覧になられた新郎。満面の笑みで「うん」と一言。
「ふふっ」と微笑む新婦。「夫婦になるんだね…」そんな心の声を感じる瞬間です。
「ご両親への謝辞式」には台本なんて存在しません。
ご両親の待つ場所へ晴れ姿に身を包んだおふたりが向かう。
結婚式を迎える直前、今想うことを言葉にのせる。
言葉にならない想いは頬をつたう涙で十分・・・お父さん、お母さん、ありがとう。
祝詞奏上。
三々九度。
玉串奉奠。
神前式の式次第に含まれる意味、由来、作法などを学んだからこそ、分かる、気付く、感じる結婚式に…。
挙式後撮影のひとこま。
おふたりの目線の先には・・・傘をさして晴れ姿にカメラを向けるお父様の姿が。
挙式後のご会食は、堅苦しい披露宴形式ではなく、親族が集まってお食事を楽しむなごやかな雰囲気と自然を感じる静かな場所で。ぴったりの会場が見つかりました!
おふたりらしい優しい色合いのナシュラルな和アレンジに。和紙や水引にもこだわったおふたり手作りのペーパーアイテムたち。
せっかく親族が一堂に会す場だから、お互いの親族をより深く知ってもらう機会をもうけたい。おふたりが出会ったときの自己紹介でも行われた「ネイチャーゲーム」を使って、家族単位での親族をご紹介。
「自慢のおうちごはんは?」「家で一番強いのはだ~れ?」笑いが溢れるひととき。
会食後には、1万坪の庭園や会場でのイメージカット撮影。
式の余韻を感じながら楽しい時間となりました。