ワインケーブ内でのロマンチックなウェディング
ナパの葡萄をイメージさせる紫色をテーマカラーに
サンフランシスコにお住まいのおふたり。
当初はワイナリーでの結婚式も検討されていましたが、日本から参列されるご家族のことなどを考えるとホテルのほうが良いかも…などと迷われた末、ナパにある「メリテージ・リゾート&スパ」を、おふたりで見つけ、ウエディングコーディネートのご連絡をいただきました。
「メリテージ・リゾート&スパ」は、敷地内にブドウ畑やケーブ(洞窟)があるワイナリーらしい雰囲気のホテルです。
チャペルやアウトドア・ロケーションなどがありますが、おふたりがセレモニーとレセプションパーティ会場として選ばれたのは、他にはない独特の雰囲気を持つケーブでした。
ナパの葡萄をイメージさせる紫色をテーマカラーに、可愛いパステルピンク色をアクセントとして使い、キャンドルを沢山飾ったことで、ケーブ内の広い空間が、お洒落でロマンチックな会場となりました。
一つの会場でセレモニーとパーティ両方を行うのは、セッティングの時間が非常に限られてしまうので厳しいもの。でも、ケーブで両方を行ったのは大正解でした。
結婚式では、新郎新婦のお友達が大活躍されました。
ブーケやウェルカムボード、スライドショー、カクテルパーティ用のCDなどを準備されただけでなく、新婦やご家族のヘアメイクもお友達が担当。
そしてスライドショーでは、今回結婚式に出席できなかったお友達が歌をプレゼントされたのですが、その方の歌唱力のすごいこと。
いろいろな技術、特技を持ったお友達が協力したことにより、真のオリジナルウェディングとなりました。
結婚式では毎回何か新しいことを学びますが、今回は特にいろいろなことを学んだ気がします。
そんな結婚式のコーディネートを任せていただき、おふたりには感謝の気持ちでいっぱいです。
結婚式の日のために名前入りのオリジナルハンガーをオーダー。
花嫁衣装の大切なアイテムのひとつである靴。新婦が式の前日までたくさんのお店を回ってやっと見つけた一足。履きやすく、ドレスにも上品にマッチしてしていました。
新郎のお友達が、ウェディングドレスのデザインに合わせて作られたブーケ。
新婦は少し恥ずかしがっていましたが、こんなエレガントなポーズの写真が撮れました。
可愛らしい入口と、中に広がるワインケーブの会場に惹かれて、このホテルを選んだそうです。
ワインケーブを出てすぐ横に伸びる葡萄畑へと続く階段。ワイナリーの中はお散歩コースにもなっています。
ゲストブックテーブルの上には、下見に付き添われたお友達が手作りされたウェルカムボードを飾りました。また同じテーブルには、バラや葡萄で飾り付けたアフタヌーンティー・スタンドやフローティングキャンドルも置きました。
セレモニーの間は、ハープとバイオリンの二重奏による生演奏。ケーブの中に心地よい音色が響きわたりました。
新郎入場の後に続いてリングベアラーの登場。
続いて、フラワーガールがバージンロードに花びらを撒いて行きます。
笑いがある和やかな雰囲気のセレモニーとなりました。
アメリカの結婚式では定番の高級Chivari椅子を並べ、キャンドルや花びら、装花をバージンロードに沿って飾って、セレモニー会場を作りました。
セレモニーの後は、同じケーブをレセプションパーティ会場に作り変えました。
ラベンダー色でまとめた装飾とキャンドルで、ワインケーブはロマンチックなムードいっぱいでした。
テーブルラウンドは、各テーブルに用意されたデキャンタグラスに新婦がミックスベリー入れ、続いて新郎がシャンパンを注ぐ、というシャンパンリレーをしました。
ワインの生産地ナパらしく、ワインの樽をイメージしたこだわりのウェディングケーキを新婦が提案。薄い板チョコで巻き、パティシエ特製の葡萄とテーマカラーのお花などでデコレーションしました。
結婚式の定番、ブーケトス。
ワインケーブの上のワイン畑にて写真撮影。秋の夕日によって黄金色に色づいた葡萄の葉も素敵でした。
Photo/ Chung Li