【wecoインタビュー特集】ayame (4/4)

【wecoインタビュー特集】ayame (4/4)

2014年01月05日 (4年前に公開)

本物のビバリーヒルズウエディングを日本のブライダルシーンに紹介したい。

ドレスショップ、ゲストハウス、プロデュース会社を経験し、現在フリーランスの立場でウエディングプランナーとして活躍するayameさん。アメリカL.A.・ビバリーヒルズで最新ウエディングを見続け、日本のウエディングシーンに提案するスタイルで業界でも注目される人気プランナーです。そんな彼女にフリーウエディングプランナーのこと、欧米スタイルのウエディングの魅力などについてお話をうかがいました。(インタビュアー:weco編集部)

──お客様のウエディングテーマ作りはどのようにしていますか?
究極を言えば、結婚は婚姻届けを提出すればできてしまうもの。でも結婚式を考えているお客様には、結婚式をしようと思ったきっかけが必ずあるはずです。だからこそまずそこのお気持ちをお尋ねすることから始めます。

「両親に花嫁姿を見せたかった」「みんなに祝福してもらいたかった…」、その答えは人それぞれですが、その一言がコンセプト作りの重要ポイントになります。

ふたりが結婚式に対して何を期待し、ゲストにどう感じてもらいたいと思っているのか…、目的は何でも良いと思います。その漠然とした考えや気持ち、空気感を実際の結婚式に創り上げていくのが私の仕事だと思っています。

それは、数人の食事会であっても500人のパーティであっても同じことです。

ふたりが思い描く目的を叶えるために様々な仕掛けを施すわけですが、その空気感を書面だけで現場に伝えるのは至難の業です。だからこそ当日も現場に立ち会い、指示を出すことを徹底しているのが私が現場にこだわる一番の理由です。

──結婚式当日も必ず立ち会うのも、ayameさん流のプロデュースの基本ですね。
はい、会場にプランナーがいる場合でも同じです。

私の仕事は、お客様の結婚式の世界観を会場のスタッフやクリエーターに伝え、意識を調整することで具現化していきますから、当日も必ず現場監督として会場で自ら指示を出していきます。

当日立ち会いのないプランニングはayame流ではありません。

結婚式はプランナーひとりでは絶対創れませんので、完璧なコーディネートを実現するためには、それぞれのセクションのプロの意識をひとつにし、持つ力を十二分に発揮していただくためのチューニング(調整)が欠かせないのです。

そのためにそれぞれの立場のプロの考えを知り、どこにこだわりを持ち何を重要にしているかなども把握していることが必要です。それができなければ、ただ口をだけ出すだけのプランナーと思われてしまいます。

プロフェッショナルの方々が、どうすれば気持ちよく最高の仕事していただけるか、その人間関係のチューニングができてこそフリーのウエディングプランナーだと思っています。

大切なのは、適正な価格で

より良い結婚式が創れるかどうか

──フリーランスのウエディングプランナーに依頼したいと思うカップルに、ぜひ知っておいて欲しいことはありますか?
まず、フリーのウエディングプランナーといっても人それぞれの考え方やスタイルがあり、サポートできる範囲や得意分野、料金設定も様々です。でも必ず感性の合う、二人にぴったりのプロがいるはずですし、何らかのメリットがあるはずです。

フリープランナーに頼めば「安く」結婚式ができるという考える方もいるようですが、高い・安いという観点だけで結婚式を考えるのは正しい選択ではないでしょう。

アメリカの実力のあるプランナーは安さを売り物にして集客はしません。すべての物には、善し悪しがあり、適正な価格があります。

安くても内容が悪ければ意味がなく、適正な価格でより良い結婚式が創れるかどうかが大切です。

初めて結婚式を準備する人はみな初体験ですから、その善し悪しを見極めるのは難しいもの。そこを新郎新婦の側に立って見極めることができるのは、新郎新婦から雇われているフリープランナーだからこそできる仕事です。

その見極めるフィルターを手に入れることができるのが、お金を払ってプロを雇うメリットだと思いますね。

【wecoインタビュー特集】ayame (4/4)

これから結婚する花嫁さんへ
──これから結婚する花嫁さんにメッセージをお願いします。
上手く伝えられなくても良いので、ご自身がどんな結婚式をしてみたいか、どんな結婚式なら楽しそうか等を考え、積極的に自分の想いを伝えるようにして欲しいと思います。

アメリカでは、自分の意見を伝えない花嫁はいません。パッケージで結婚式ができると思っていませんから、どんなことであっても自分の希望をしっかり主張するのは当然のことで、しっかり伝えた分だけテーマやストーリーがより明確になり、素敵なウエディングが実現できます。

日本ではこだわりがなくても結婚式ができるようにパッケージ化さていますので、会場のプランナーがお尋ねする方法を知らないことも現実です。

これだけは大切にしたいというポイントを言葉やビジュアル資料ではっきり伝え、そしてそれを実現してくれるプロと出会えるかが成功の鍵になるでしょう。

そして最後に、日本の花嫁にぜひこだわっていただきたいのが「招待状」です。

アメリカは頻繁にパーティが行われている国ですから、同じ日にイベントが重なることも珍しくありません。

パーティに出席してもらえるかどうかはこのインビテーションがすべてと言ってもいいほど。招待状からテーマやコンセプトがしっかり伝わり、ゲストに「どんな素敵なパーティになるんだろう、出席してみたい」と、想像を膨らませ期待感を持たせなければ出席して頂けません。

それほど大切なのが招待状ですが、日本のウエディングシーンでは、結婚式の3ヶ月前くらいになって会場で用意されたデザインから選ぶというのが一般的で、その段階でまだテーマカラーやコンセプトも決まっていないことも珍しくありません。

テーマが決まらないうちに、会場を決めたり、招待状を出すということは、アメリカでは考えにくいことです。結婚式の成功は、招待状を出す段階で決まってしまうと言っても過言ではないほど重要だということを、ぜひ知っておいていただきたいですね。

──ありがとうございました。