【wecoインタビュー特集】ayame (2/4)

【wecoインタビュー特集】ayame (2/4)

2014年03月03日 (3年前に公開)

本物のビバリーヒルズウエディングを日本のブライダルシーンに紹介したい

ドレスショップ、ゲストハウス、プロデュース会社を経験し、現在フリーランスの立場でウエディングプランナーとして活躍するayameさん。アメリカL.A.・ビバリーヒルズで最新ウエディングを見続け、日本のウエディングシーンに提案するスタイルで業界でも注目される人気プランナーです。そんな彼女にフリーウエディングプランナーのこと、欧米スタイルのウエディングの魅力などについてお話をうかがいました。(インタビュアー:「weco/ウエディングコーディネーター名鑑」 編集部)

──お客様のためのプロとしての自覚があるからこそお金の面でもクリアに活動していけるのですね。

フリープランナーにもいろいろなやり方があって良いと思いますが、私が見本にしているアメリカのプランナーは、支払われるプランニング料以上のものを必ずお客様へ提供し、掛けた費用以上に満足度の高い結婚式が必ず仕上がるので、結果的にお得。一流のプロの仕事とはそういうものですね。

アメリカはそのことを利用する側も分かっている文化の国ですから数十万〜数百万、時には数千万円のプランニング料も惜しみなく払われます。

私にご依頼いただいているお客様は、企業経営者、アーティスト、芸能・PR関係など、何かを生み出すプロの思考に価値があるとご理解して下さる方が多いですね。

高い費用をお支払いいただく分、求められる期待も要望も高くなりますので、ご担当させて頂けるウエディングは、ひと月に2組までとさせて頂いております。

目に見えない部分も多いからこそサービスや実績も公開していくべき

──プランニング料を明確に提示することで、利用する側もどれだけメリットが得られるかを考えますし、プロデュース側も意識が高くなるのでしょうね。

日本ではサービスに対する対価が曖昧にされがちですね。それはお客様にとっても良いことではありません。

フリープランナーが正当なプランニング費用を頂くようにするには、利用する側がどういうサービスを受けられ、どのような満足を得られるかがオープンにされていないと、一生に一度の結婚式ですからご不安かと思います。実際には目に見えない部分も多いですから、きっちりとプロデュース内容等実績も公開していくべきでしょう。

私が自分の仕事に対して内容と料金を明確に提示しているのは、常に自分自身がプロとして自覚と責任を持つためでもあります。

ayameさんのプロデューススタイルインタビュー~結婚式当日まで

──お客様とのファーストコンタクトから正式申し込みまではどのような流れなのですか?

まず、直接お会いする前にお電話などで、お客様の挙式スタイルやゲストの顔ぶれ、人数などをインタビューします。すでにご希望の会場やドレスなどを検討している方もいらっしゃいます。

それらの情報を元に準備し、最初にお会いするときには、膨大な資料を用意して2時間ほどお話をさせていただきます。最近はipadがあり随分楽になりました(笑)。

まずおふたりには、私の考え方や世界観を包み隠さずご説明させて頂きまして、『ayameスタイル』をご理解いただいた上で契約書を交わし、プロデュース料をお支払いいただいてからプランニングが始まります。

会場見学に同行し会場が気に入ってから決めるといった仮予約的な対応はしないことや、スケジュールが空いていなければ受けられないことも先にご説明しています。

──申し込み後から当日までのプロデュースはどんなスタイルですか?

漠然とイメージしている結婚式へのご希望を、会話の中からドンドン引き出し、新郎・新婦が大切にしたいことこだわりたいことを具現化していき、目に見える形で情報共有を始めます。

候補会場がある場合は、こだわり内容に沿ってそれらの会場の善し悪しをお伝えし、素人では見落としがちな点を含めてご提案していきます。

式場のプランナーは自社会場のみをPRし、プランニングをするのがお仕事ですが、私はフリーのプランナーですからどんな会場でもプランニングが可能です。これが会場専属プランナーとフリーのプランナーの大きな違いですね。

だからこそフリープランナーは日本国内だけでなく、世界中の情報を持っていることが必要です。

サーフィン好きの方ならどこのリゾート地のビーチがおすすめといった雑学的な情報も含め、引出の多さがプロの価値です。

もちろんウエディング業界のオープン情報や個性的なドレスショップ情報などにも常にアンテナを張り、情報の引出にドンドン取り入れていきます。

とはいえ、大量の選択肢をお客様に提示することが良いとは思いません。会場にしてもドレスショップにしても、お客様のヒアリングを元に数カ所に絞り込みご提案します。良いものを見分け・選択するフィルターもプランナーの価値なのです。

【wecoインタビュー特集】ayame (2/4)

──お客様と同行するのも、単に当日一緒に行くというだけではないそうですね。

はい、例えばドレスショップを訪ねる際は、まず私が事前にショップを訪問し、スタイリストにお客様の好み・サイズ情報等をお伝えした上で、ayameが自信を持ってオススメできるドレスも数点に絞り込んだ上で、お客様と共にショップに出向きます。当然、行ってみたのにお目当てのドレスが無いなんてことはありません。

よくある来店アンケートをお客様にご記入頂くこともなく、必要であれば事前にすべて私が記入しておきます。本当に毎回記入するのは大変!って結婚式を経験したカップルはわかるはず(笑)。

ドレスショップは3店程に絞り込みますが、ほぼ1店目で決まる事が多く、何着も試着して頂いたり、何店もショップを廻るようなことはほとんどないですね。これはドレスショップ時代の経験が活きていると思います。

お客様はお仕事などで大変お忙しい時間の合間に結婚準備をしなければいけませんから、できる限りスムーズに選択決定ができないとストレスを感じてしまう。プロだからこそいい物をセレクトし、その中からお選びいただけるようご提案したいと願っています。お客様もきっと同じことを望みプロを雇っているのではないでしょうか。

──必ずお二人同席で打ち合わせをするようにしているのですか?ご両親とは?

基本的にはおふたりご一緒にお話しをさせていただいておりますが、絶対ではありません。海外であれば花嫁が全額費用負担をしますが、日本では多くが折半です。費用負担イコール決裁権となりますので、日本人カップルの場合はできる限りお二人で同席していただくようにしています。

ご両親については私からお願いすることはないですが、地方からご両親が尋ねてくる際にはご挨拶させていたくこともあります。

ただご両親にはご不明な点があればすぐお問合せがいただけるよう、私の連絡先をお伝え頂いております。そうすることでご両親にも安心感に繋がると思うからです。

お電話でお話をしていたり、お二人から私の事もお伝えいただいているようで、結婚式当日は「やっとお会いできましたね」とご両親様からお声がけも頂き、大変親しい関係になっています。

[ 3/4へ続く ]