IWPA 国際ウエディングプランナー協会 代表谷藤 進

谷藤 進

IWPA 国際ウエディングプランナー協会 代表

「自分たちにとって、結婚の本当の意味とは何か?」ということを真剣に考えるカップルが増えています。

社会環境の変化と消費者像の多様化により、今、ブライダル業界は、大きな変革の時期を迎えております。今後、日本のブライダルがどのように変貌していくか、それは誰にも見えません。

しかし、ブライダルに携わる者自身が「日本の婚礼」を価値あるものとしていつまでも守っていかなければなりません。現状、結婚式を会場で挙げないカップルが、50%近くを占めている現実を見ると、何がそうさせているのだろうと考えてしまいます。再婚市場の拡大、経済の低迷による収入の低下など様々な理由があるとは思いますが、究極のところ結婚式・披露宴に対する魅力や価値感が薄れたことが本質的な問題だと考えます。

披露宴は、ただ楽しければ良いものとは決して思いません。結婚は、人生最大の通過儀礼であり、披露宴では、親から子へ人脈という大切な財産を継承する場という大きな意味を持っており、また夫婦になる覚悟を自覚するための儀式でもあります。では、結婚式・披露宴をしなければいけないという時代の新郎新婦様が、このようなことを自覚していたかというと決してそうではなかったと思います。家族・友人そしてプランナーなど周囲の人たちの結婚に対する想いが新郎新婦様に伝わり、潜在的に自覚していたのだと思います。私たちブライダル業界人は、この重大な意味を理解し、新郎新婦様にお伝えしなければなりません。

そのためには、人を愛し、ウエディングを愛し、真のプロとしての知識や実績を持ったウェディングプランナーが必要です。東日本大震災によって、「自分たちにとって、結婚の本当の意味とは何か?」ということを真剣に考えるカップルが増え、そのような人たちが、フリーランスウェディングプランナーに依頼するケースが多くなったことも事実のようです。では、フリーランスと会場プランナーでは、どんなところが違うのでしょうか?フリーランスウェディングプランナーは、どこからも誰からも制約を受けないということです。つまり、常に「For the Customer」であり、常にお客様だけを見ているという点です。

IWPA国際ウェディングプランナー協会に所属するフリーランスウェディングプランナーの多くは、新郎新婦様からの苦情を頂くことは全くありません。このことは、お客様の満足が得られている証であり、常に視線がお客様に向いている証でもあります。本来、フリーランスウェディングプランナーは、誰にもどこにも影響を受けず、新郎新婦様の側に立って、何がお二人にとって価値のあるものかということを真に考え追及することが出来る人たちでなければなりません。新郎・新婦様にとって、人生最大の儀式が、印象的であり、象徴的であり、一生忘れることのできない心に焼きつくシーンを創造できるプランナーが育つことを心より願っております。

谷藤 進 プロフィール

IWPA 国際ウエディングプランナー協会 代表谷藤 進
IWPA 国際ウエディングプランナー協会 代表

谷藤 進

1984年大学卒業後、ホテルに就職。18年に渡り4つのホテルで婚礼・宴会に携わり、最後はパンパシフィックホテル横浜(旧)の宴会部長として、自身のブライダルの集大成を確立し退社。 ブライダル人材の教育・派遣・婚礼会場の運営会社の代表となり、ブライダルアクティベイターとして、全国のブライダルのコンサルタントや2件のハウス系会場のオープンコンサルを手掛ける。2006年英国のIWPAUKと提携後、2007年IWPAJAPNとして独立。 「THETHEORYOFBRIDALBUSINESS」の出版、ブライダル教育に係わるテキストや問題集などの執筆を行い、ブライダルの実践教育に注力する。また、スクール事業及び資格認定によって、高いスキルを持った有用な人材を育成し、ウエディングプランナーのレベルアップと地位向上に努める一方、顧客とのコミュニケーションと事務処理時間軽減のための婚礼宴会システムの設計・開発及び販売普及に努める。 また、フリーランスウエディングプランナーの育成と事業サポートを行いながら、婚礼施設との共存共栄できる新時代のブライダルを総合的にサポートする事業の構築を行っている。