有限会社レストランウェディングネット 代表取締役社長 株式会社ノエル 代表取締役会長肥留間 宗生

肥留間 宗生

有限会社レストランウェディングネット 代表取締役社長 株式会社ノエル 代表取締役会長

これからこの業界を目指す若い方々に望むことは、既成概念に囚われずお二人の視点でみんなが幸せになる結婚式を追求して頂きたい。

「あなたは今の結婚式に満足しますか?」──1976年弊社の雑誌広告のキャッチコピーです。

団塊世代の結婚ラッシュを受け、式場ビジネスがヒートアップしている時代に起業。「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立」と唱った憲法が施行されて30年を経ても、当時の結婚式は個人より家と家との考えが強く、「世間体」という尺度が幅をきかせていました。高度経済成長の風潮が、式場をゴンドラ、ドライアイスの演出とハコの豪華さを競う装置産業にし、利用する客も分不相応な見栄の張り合いに奔走する時代でもありました。

当時の式場は、判で押したような無個性で、豪華さを競う結婚式が主流。そこで私は家と家ではなく、お二人という「個」に重点を置くことにしたのです。そして次にこだわったのは「価格」です。結婚式は二人の独立記念日。自分たちの力で結婚式を実現することが大切です。そこでノエルは、ハコは持たず、価格決定権を持つために、自社で衣装事業を開始、カメラマン、メイク等の技術者を社員として抱えました。プロデュース料を一切頂かず、親に頼る事なく二人の力で実現できる価格体系を確立したのです。

1976年、まず世に問うたのは、披露宴に重点を置く式場型結婚式ではなく、本物の教会や神社での挙式に価値を求めた本物志向の結婚式でした。軽井沢聖パウロカトリック教会や箱根神社、日光二荒山神社での挙式とリゾートホテルを組み合わせた滞在型ウェディングです。第二弾は都内の教会とレストランを組み合わせ、第三弾は二人が希望する場所で結婚式を実現する出前型ウェディングプラン。ディズニーランド、東京ドーム、サッカースタジアム、オートレース場、映画館、健康ランド、ゴルフ場、飛行機の機内、等々…。常にこだわり続けたのは「お二人の人柄が見える」結婚式で、ゲストを大切に考える「共感」がキーワードでした。

36年間、20000組を超えるカップルのお手伝いをしてきた今、私は今日のブライダル業界に危機感を感じています。安易にハコに頼り、マネーゲーム的発想による業界参入がそれです。結婚式の本質を真剣に追求せず、この仕事の本当の喜びを知らない事は本人のみならず、お客様が不幸です。

これからこの業界を目指す若い方々に望むことは、既成概念に囚われずお二人の視点でみんなが幸せになる結婚式を追求して頂きたい。「結婚」というテーマについて考え続ける事が大切です。お二人の喜びが、自分の豊かな人生につながっていくということが解るはずです。

肥留間 宗生 プロフィール

有限会社レストランウェディングネット 代表取締役社長 株式会社ノエル 代表取締役会長肥留間 宗生
有限会社レストランウェディングネット 代表取締役社長 株式会社ノエル 代表取締役会長

肥留間 宗生

北里大学卒業後、地方紙の記者を経て1976年に日本初の結婚式プロデュース会社「ジャパンウエディングトラベル社」(後に株式会社ノエル)設立。東京から150キロ圏内にある3大リゾート地における本物の教会、神社とリゾートホテルをパッケージングしたリゾートウェディングプランを発表。1979年に都内の本物の教会とレストランを組み合わせた本物志向のプランを発表し、今日のレストランウエディングの基礎を築く。 1985年に、「どこでも挙式」を実現する画期的なプラン、牧師による出張人前挙式“フランクミニスター”を開発。遊園地、美術館、銭湯、飛行機、ライブハウス等いたるところで挙式を実施。TV、ラジオ、新聞、週刊誌など多くのメディアに取り上げられる。プロデュース料は一切頂かず、提携レストランご利用のお客様にはご利用額より10%をキャッシュバックする「バックアップ10」サービスを実施。常にエンドユーザーの側に立つプロデュース会社を運営。 2004年6月14日に本物のレストランウエディングの魅力を紹介するポータルサイト「レストランウエディングネット」を運営する会社を設立、社長に就任。