一般社団法人 日本ウエディングフォトグラファーズ協会(JWPA)理事長 株式会社アンズフォト 代表取締役安澤 剛直

安澤 剛直

一般社団法人 日本ウエディングフォトグラファーズ協会(JWPA)理事長 株式会社アンズフォト 代表取締役

同じ会場を選んだカップルでも、料理が好きで決めた人とチャペルを気に入って決めた人でストーリーは変わります。ストーリーが変われば撮影も変わり、そしてアルバムの流れも変わるのが本来なら当たり前です。

多くの日本の結婚式で、お客様が写真について選ぶのはアルバムの種類やランクです。どんなアルバムを選んでも、結婚式前にフォトグラファーとの打ち合わせもなく、当日誰だかわからない人に撮影されるのです。何十万円ものお金をかけて作る記念のウエディングアルバムなのに、どんなフォトグラファーに撮ってもらうかを選ぶという考え方がありませんでした。

慌ただしく進行するウエディングの限られた時間の中で、クオリティの高い撮影をすることは相当な経験とスキルが求められます。ところが多くの式場では、提供するアルバムのクオリティを均一にするため、誰が撮影しても同じアルバムができるようにマニュアル化されていたり、ビデオかと思うくらいの連写で撮影していたりと、フォトグラファーが育たない環境ができています。結局、誰が撮っても変わらないから、セレクトするのはアルバムしかないというのが現状なのです。

本来、アルバムというのは一枚一枚の写真が並ぶことでストーリーができ、一冊で物語ができるのだと思います。その物語は一人ひとり違うはずで、同じ会場を選んだカップルでも、料理が好きで決めた人とチャペルを気に入って決めた人でストーリーは変わります。 ストーリーが変われば撮影も変わります、そしてアルバムの流れも変わるのが本来なら当たり前です。

いままで結婚式の写真家と名乗る人たちはほとんどいませんでした。なぜなら写真業界では、低くみられるからです。結婚式の全盛期は、件数も多く、お日柄が良い日はどの式場もカメラマン不足で、普段は会社員で趣味が写真という人でもバイトでできるような環境ができた為、安いギャラ。誰が撮っても同じアルバム。写真業界では、駆け出しか技量の低いカメラマンという見られ方をするようになりました。

一概に環境だけのせいではなく、その環境を変えようとしてこなかったことが問題だと私は感じています。この環境を打破し、ウエディングフォトが持つ本来の魅力とさらなるクオリティ向上、何より結婚式をあげる二人が一生大切にしたくなるような特別な写真集を作りあげることで新しいウエディングフォトの確立を目指したいと考え、全国のウエディングフォトグラファー達と共に「日本ウエディングフォトグラファーズ協会(JWPA)」を設立し、活動をしています。

フリーのウエディングコーディネーターに注目が集まるように、実力のあるウエディングフォトグラファーが正当な評価を得て、カップルから選ばれる時代を築き上げていきたいと思います。

安澤 剛直 プロフィール

一般社団法人 日本ウエディングフォトグラファーズ協会(JWPA)理事長 株式会社アンズフォト 代表取締役安澤 剛直
一般社団法人 日本ウエディングフォトグラファーズ協会(JWPA)理事長 株式会社アンズフォト 代表取締役

安澤 剛直

家業が写真館だったため、幼い頃から写真家の父を見て育つ。城西大学中退後、日本写真専門学校をへ入学。卒業後、博報堂フォトクリエィティブ(現、博報堂プロダクツ)入社。人物フォトトグラファーの江頭氏のチーフに最短で選ばれる。 退社後、婚礼で五十嵐写真店、雑誌ではフォトオフィスプラスワンを経て、実家のスタジオアイで学校写真、葬儀写真、広告撮影、記念撮影と幅広く経験。渡米し、丸山晋一氏に師事。 帰国後、2006年にAn'z Photographyを設立。2009年11月 株式会社アンズフォトに改組。広告撮影とウェディング撮影を中心に活躍中。2012年2月14日一般社団法人日本ウエディングフォトグラファーズ協会を立ち上げに従事し、代表理事に就任。